1. はじめに
1.1 概要
Handbook X Coordinatorは、Handbookコンテンツの配信と管理を行うためのWebベースの管理ツールです。
サービスプランについて
Handbook Xには以下の2種類のサーバープランがあります。
| プラン種別 | 対象プラン | 説明 |
|---|---|---|
| 共用サーバプラン | フリー、パーソナル、チーム、ビジネス | my.handbookx.com で提供される共用環境 |
| 専用サーバプラン | エンタープライズ | 企業・組織ごとに独立した専用環境 |
注意: 本マニュアルでは、プランによって利用可能な機能が異なる場合、「共用サーバプラン」「専用サーバプラン」と明記しています。
Handbook X Coordinatorでできること
- ブック管理: コンテンツ(ブック)の作成、編集、削除
- セクション管理: ブック内のセクション(PDF、画像、動画、Webリンクなど)の追加・編集
- 共有設定: ユーザーやグループへのコンテンツ配信設定
- グループ管理: ユーザーをグループ化して効率的に管理
- ワークグループ管理: 組織単位でのユーザー・コンテンツ管理
- アカウント管理: ユーザーアカウントの作成・管理(専用サーバー)
- 統計確認: コンテンツのアクセス状況やテスト結果の確認
- プロフィール設定: アカウント情報やサービスプランの管理
1.2 基本概念(ブック・ユーザー・ワークグループ・グループ・共有)
Handbook X は、次の5つの要素を組み合わせてコンテンツを配信します。各機能の操作方法を読む前に、この節で全体像を把握しておくと理解しやすくなります。
全体像
ワークグループ(チーム・組織の管理単位)
├── メンバー(ユーザー)…… ワークグループごとに共有権限を持つ
├── グループ …………………… メンバーを部署・役職などでまとめた「配信先のまとまり」
└── ブック ……………………… コンテンツの入れ物
├── セクション(PDF・画像・動画・Webリンクなど)
└── 共有設定 …………… 「誰に・どの権限で配信するか」(ユーザー個別/グループ/アクセスコード)
配信の基本形は「ワークグループにメンバーを集め、ブックを作り、共有設定でグループ(またはユーザー)に配信する」です。配信されたブックを、メンバーはHandbookアプリ(iOS/Mac/Windows/Android)で閲覧します。
各要素の説明
ブック
- コンテンツの入れ物となる基本単位です。中にセクション(PDF、画像、動画、Webリンクなど)を追加します
- ブックは必ずいずれかのワークグループに属します
- 共有設定を行うまでは、他のメンバーには配信されません
- → 操作方法は 3. ブック
ユーザー
- Handbookを利用する個人のアカウントです
- 共用サーバプランでは各ユーザーが自分でサインアップし、ワークグループへの招待を受けて参加します。専用サーバプランでは管理者がアカウントとして作成します(7. アカウント)
- 同じユーザーが、コンテンツを作る側(Coordinator)にも見る側(アプリ)にもなれます。できることは権限で決まります(1.5 ユーザー権限について参照)
ワークグループ
- チームや組織単位の最も大きな管理単位です。メンバー(ユーザー)・ブック・グループをこの中で管理します
- メンバーは、ワークグループごとに共有権限(オーナー/共有権限管理者/共有権限あり/共有権限なし)を持ちます
- 1人のユーザーは複数のワークグループに所属できます
- アカウント作成時には、自分専用の「マイワークグループ」も自動的に用意されます
- → 操作方法は 6. ワークグループ
グループ
- ワークグループ内で、メンバーを部署・役職・拠点などの単位でまとめたものです(例:「営業部」「新人研修」)
- 主な用途は共有の宛先です。ブックをグループに共有すると、所属メンバー全員に一括配信できます
- グループ自体は権限を持ちません(誰が何をできるかは、ワークグループの共有権限とブックごとの共有設定で決まります)
- グループは入れ子(グループの中にグループ)にできます
- → 操作方法は 5. グループ
共有
- 「どのブックを、誰に、どの権限で見せるか」を設定する機能です
- 宛先は、ユーザー個別・グループ・アクセスコード(コードを知っている人だけがアクセス可能)の3種類です
- 宛先ごとに権限(閲覧/編集/複製/ダウンロード)と共有期間を設定できます
- → 操作方法は 4. 共有
要素の相互関係まとめ
| 関係 | 説明 |
|---|---|
| ワークグループ ⊃ ユーザー | ユーザーはメンバーとしてワークグループに所属し、ワークグループごとの共有権限を持つ |
| ワークグループ ⊃ ブック | ブックはワークグループ内で作成・管理される |
| ワークグループ ⊃ グループ | グループはワークグループ内のメンバーをまとめる |
| ブック × 共有 → ユーザー/グループ | 共有設定によってブックがユーザーやグループに配信される |
運用の流れ(はじめてセットアップする場合)
- ワークグループを作成する(6.3 ワークグループの作成)
- メンバーを招待・追加する(6.6.1 メンバーの招待)
- 必要に応じてグループを作成し、メンバーを割り当てる(5.3 グループの作成)
- ブックを作成し、セクションを追加する(3.3 ブックの作成)
- 共有設定でブックをグループ(またはユーザー)に配信する(4.2 共有の追加)
- メンバーがHandbookアプリでブックを閲覧する
1.3 動作環境
対応ブラウザ
| ブラウザ | バージョン |
|---|---|
| Google Chrome | 最新版 |
| Microsoft Edge | 最新版 |
| Safari | 最新版 |
| Firefox | 最新版 |
推奨環境
- 画面解像度: 1280 x 720 以上
- インターネット接続: 安定したブロードバンド接続
注意: Internet Explorerはサポートされていません。
1.4 画面構成
Handbook X Coordinator WebUIは、以下の要素で構成されています。
ヘッダー
画面上部に表示されるナビゲーションバーです。
- ロゴ: クリックするとブック一覧に戻ります
- タブメニュー: 各機能へのナビゲーション
- ブック
- 共有
- グループ
- ワークグループ
- アカウント(専用サーバーのみ)
- 統計
- プロファイル/サービスプラン(専用サーバプランでは「情報」)
- ユーザー情報: ログイン中のユーザー名
- ログアウトボタン: システムからログアウト
メインコンテンツエリア
選択したタブに応じた操作画面が表示されます。
フッター
画面下部に表示されます。一覧が複数ページに分かれる場合のページ送り(「前へ」「次へ」ボタンやページ番号でページを切り替える操作部。一般に「ページネーション」と呼ばれます)など、補助的な情報が含まれます。
1.5 ユーザー権限について
Handbook X Coordinatorには2種類の権限体系があります。
アカウント権限(専用サーバプランのみ)
専用サーバプランでは、組織全体に適用されるアカウント権限が設定されます。
| 権限 | 説明 | 利用可能なタブ |
|---|---|---|
| オーナー | 組織の所有者。すべての機能を利用可能 | すべて |
| 管理者 | 管理権限を持つユーザー | ブック、共有、グループ、ワークグループ、アカウント、統計、情報 |
| 編集者 | 標準的なユーザー | ブック、情報 |
| 編集者(Export禁止) | エクスポート(データの書き出し)が制限されたユーザー | ブック(エクスポート不可)、情報 |
| 閲覧専用 | 閲覧のみ可能なユーザー | ブック(閲覧のみ)、情報 |
補足: 「エクスポート」とは、ブックなどのコンテンツをファイルとして書き出し、端末にダウンロードする機能です。「編集者(Export禁止)」のユーザーは、ブックの作成・編集は編集者と同様に行えますが、コンテンツをファイルとして外部に持ち出すことはできません。機密情報の持ち出しを防ぎたい場合に使用します。
注意: 専用サーバプランでは「プロファイル/サービスプラン」タブは「情報」タブとして表示されます。
ワークグループ権限(共有権限)
ワークグループ内での操作権限を示す共有権限は、共用サーバプラン・専用サーバプランの両方で使用されます。
| 共有権限 | 説明 |
|---|---|
| オーナー | ワークグループの所有者。すべての管理権限と共有権限を持つ |
| 共有権限管理者 | ブックの共有設定を管理できる。共有の追加・変更・削除が可能 |
| 共有権限あり | ブックを共有できる。ただし共有設定の管理はできない |
| 共有権限なし | ブックの共有はできない。共有されたブックの閲覧のみ可能 |
共用サーバプランでのタブ表示
共用サーバプランでは、ワークグループ権限によってタブの表示が決まります。
| ワークグループ権限 | 利用可能なタブ |
|---|---|
| オーナー/共有権限管理者 | ブック、共有、グループ、ワークグループ、統計、プロファイル/サービスプラン |
| 共有権限あり/共有権限なし | ブック、プロファイル/サービスプラン |
注意: アカウント権限と共有権限は独立した概念です。専用サーバプランでは、同一ユーザーがアカウント権限と各ワークグループでの共有権限を別々に持つことができます。
詳細は付録C. アカウント権限についてを参照してください。
1.6 本マニュアルの表記について
アイコンの説明
| アイコン | 説明 |
|---|---|
| 編集ボタン | |
| 削除ボタン | |
| 追加ボタン | |
| 設定ボタン | |
| インポートボタン | |
| エクスポートボタン |
注意事項の表記
注意: 重要な注意事項や制限事項を示します。
ヒント: 便利な使い方やショートカットを示します。